導水管は、一般に河川等からの原水を浄水場まで有圧で導く管路として設置されております。
送水管は通常浄水場から配水池までの管路として設置されております。
配水管は、配水池から給水管(浄水を需要家へ給水するための管)へ水を供給する目的の管で、平常時は適正水圧で安定供給を行い、非常時には水の供給が維持できるように設置されていいます。
導水・送水・配水管として広く使用されている水道管で材料には昭和30年頃まではねずみ鋳鉄が使用され、現在はより優れた特性を持つダクタイル鋳鉄管が使用されています。
特徴としては
1)コンクリート系、合成樹脂系の管に比較して強度が大である。
2)金属材料の中では腐食に強く、電気抵抗が高いため電食の影響を受けにくい。
3)継手は一定の伸縮性・可とう性を持ち、接合時間が比較的短い。重量が比較的重い。土壌が腐食性の場合には外面防蝕を要する。
ことが挙げられます。
材料に鋼を用いており高強度・高延性・高靱性といった特性から、大きな内外圧に耐えながら、溶接継手により不同沈下や地震による地盤の変形に追従する一体構造化した水道管です。
特徴としては、
1)任意な箇所での切断・溶接ができるといった現場における優れた施工性を有する。
2)特殊異形管や長尺管など製造寸法に自由度が高く、内外圧の大きさに応じて任意の管厚を選択でき経済的な設計が可能である 。
3)材料製造期間および継手の接合に比較的時間を要する。
ことが挙げられます。
材料の耐食性・耐震性・耐久性および施工性、経済性に優れていることから、主に水道需要家への小径給水管として使用されています。
特徴としては
1)材料の比重が低いため運搬や施工現場での取扱い加工が容易であり、継手の接合が簡単・確実・迅速に行える。
2) 他の管材に比べ価格が安価である。運送費、施工費、維持費などを総合的にみると経済的な管材といえる。
3) 材料が低温ではもろく割れやすくなる。熱により変形しやすい。キズがある場合強度が低下する。溶剤に溶けやすい。
ことが挙げられます。
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